part3「コアトリエとうほくサミット&マルシェ」東北各地から魅力溢れる団体をご紹介

part3「コアトリエとうほくサミット&マルシェ」東北各地から魅力溢れる団体をご紹介

コアトリエとうほくサミット&マルシェでは、東北各地から魅力溢れる9つの団体に、登場いただきます。
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出展者のご紹介 No.8
盛岡ほか・SAVE IWATE「和ぐるみプロジェクト」

私たちが普段口にしているクルミは、殆どが西洋グルミ。でも、縄文の太古からクリやクルミが食されてきた東北には、無数のサワグルミやオニグルミが自生しています。これら「和ぐるみ」は、西洋グルミよりも実入りが少ないものの、味は格別。郷土料理には使われてきましたが、とにかく割ったり選別したりと、商品化までの「手間」が課題でした。
東日本大震災後、沿岸部の救援に東奔西走していた都市計画コンサルタントの寺井さんらは、地域のなりわいづくりの可能性を、このクルミに見出します。まず拾う。割って実を取り出す。そして選別する。こうした作業を、沿岸部から盛岡周辺に避難してきた方々に小遣い稼ぎとして従事してもらったり、選別作業を沿岸部のグループに外注したりして、様々な加工食品を生み出すのです。
食品とは別に、クルミの皮を使ったお洒落な籠も人気です。
そして、これら一連の産品は、盛岡市の保存建造物である「浜藤の酒蔵」などを改修した「もりおか町家物語館」にて販売されています。
震災を乗り越える人々の共創。それが衣食住に展開し、文化遺産のなかで育まれる美しい生活景。今回は、そのエッセンスを仙台にてご紹介頂きます。

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出展者のご紹介 No.9
大崎市・よっちゃん農場「発酵のまち大崎の仲間たち」

奥羽山系から東へ。江合川、鳴瀬川の流域に広がる野谷地や湿地を利用した大崎の水田農業地帯は、巧みな水管理システム、豊かなランドスケープ、生物多様性などの特性を保持していることから、世界農業遺産および日本農業遺産として認定されました。米だけでなく大豆生産も盛んで、宮城県の収量は全国2位、その作付トップが大崎市です。
水、米、大豆とくれば、酒、味噌、醤油が挙げられ、和食の基本が揃います。その豊かさはすでに内外に知られていますが、そこにあぐらをかいても居られません。
やや中山間に位置する大崎市岩出山では、八百屋+デザイナーという異色の組み合わせで地域資源の価値を高めるBluefarmのとりくみに注目が集まっています。また伝統系では、味噌、麹、酒蔵のほか、5軒の「凍み豆腐」生産者が残り、冬の美しい生業景観を見せてくれます。まさに「発酵のまち」といえるでしょう。
よっちゃん農場を営む高橋さんは、そんな多彩な大崎岩出山の農家をリードする若手リーダーの一人。稲作・畑作を多彩に営むなか、とくに「なんばん」の製造販売で活躍しています。調味料にも、おかずにもなるよっちゃんなんばんは、地域おこしでマルチに活躍する仲間たちを象徴しているよう。味わい深い手づくりハムをつくるジャンボン・メゾンさんとともに、新たな地元食を提供くださる予定です。さらにマルシェ食のブースでは、お洒落なアレンジ料理が大人気の茶房クレインも出店くださいます。
みなさんもぜひ、大崎の味に触れ、これからの「多世代共創」に加わってみませんか?

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出展者のご紹介 No.10
宮城県漁協唐桑支所「唐桑 秘宝 海の味」

三陸地方の複雑な地形は、たび重なる地震や津波の爪跡を示すものともいえますが、多様な生物の宝庫であることはいうまでもありません。
気仙沼東部に位置する半島部の旧唐桑町は、太平洋の荒波と内湾の双方に面し、漁業に関連する信仰文化が深く、明るく開放的な風土が特徴といわれます。
確かに、東日本大震災は激甚そのものでしたが、技や知恵は残され、ふたたび育まれてきました。
「突きん棒」といわれるモリ漁を行うレジェンド漁師。漁師を支えるお母さんたちの食の技。唐桑は牡蠣養殖の名産地ですが、ここで副産物として採れる赤皿貝は、かつて地元で消費されるのみでした。これをくん製にしてみよう、さらには炊き込みごはんにしてみようと、お母さんたちのアイデアが華開いていきました。彼らに魅せられ、地域共創にとりくむ気仙沼市移住・定住支援MINATOセンターや、(一社)気仙沼地域戦略といったグループの若手人材も充実しています。
豊かな資源を「ともに」活かし、災害リスクに「ともに」備える。そうしたこの地の人々のくらし方は、魅力的かつ示唆的です。
今回は、漁協唐桑支所や気仙沼地域戦略の方々にご出展頂き、そうした歩みについてご紹介頂きます。またマルシェでは、季節の海の幸をお持ち頂きます。秘宝の中身は、当日のお楽しみ。お誘い合わせのうえ、お越し下さい。

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