part1「コアトリエとうほくサミット&マルシェ」東北各地から魅力溢れる団体をご紹介

part1「コアトリエとうほくサミット&マルシェ」東北各地から魅力溢れる団体をご紹介

コアトリエとうほくサミット&マルシェでは、東北各地から魅力溢れる9つの団体に、登場いただきます。
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出展者のご紹介 No.1

相田合同工場「土がつくる鉄のかたち・三条燕の『鍬』と野鍛冶」

世にもめずらしい「鍬(くわ)ギャラリー」が新潟県三条市にあります。農具の鉄部を修理する野鍛冶(のかじ)屋さんがあちこちで消えていったため、金属工業の集積地に立地する相田合同工場に、全国から修理依頼が舞い込むことに。その修理法を親子2代で探求していたら、各地の鍬のかたちが実に多様であることを再認識し、出張修理を手がけ、敷地内にギャラリーを開設するにいたりました。

農業に関心をもつ人々も増えていますが、マイ農具を持って行ってもあまり意味がないそうです。相田さんは「鍬は人に属するというより、土地に属する道具」といいます。地域に学び、土の性質や気候風土がつくる鉄のかたちをまず探求せよ、ということです。
仙台近郊は、農園、菜園、庭園をもつお宅が多いと思いますが、この機会に、相田さんのお話しを聞き、実演コーナーで鍬の多様性を見学してみてはどうでしょうか。

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出展者のご紹介 No.2
佐藤茅葺店「小さな茅葺き小屋から風景を育てる」

ヨシやススキが繁茂する日本の住まいは、茅葺きを核として発達してきましたが、近代以降は嫌われてしまいました。宮城県は、全滅を住宅政策に掲げていたくらいです。ところが欧米では、高級住宅で用いられる人気の素材なのです。
佐藤さんは、全国で茅葺き工事を手がける宮城の熊谷産業さんで修行後、郷里で茅葺き工事業をはじめました。確かに、都市建築関連の法制度では、燃えやすい茅を用いるには困難が多いといえます。でも、家がまばらで、茅の素材と技術が残る東北ならば、活かす可能性があるのではないでしょうか。身の回りの素材と、近年のエコハウス技術を組み合わせることはできないでしょうか。
そこで今回は、風景を育てる小さな小屋づくり活動を紹介します。なんと、実際に小屋を建ててしまい、茅葺きの体験までできるようにしています。ふるさとを浮かべながら、夏の親子体験をしてみませんか?

 

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出展者のご紹介 No.3
スレート千軒講「玄昌石の家並みを残す地縁と技術」

明治・戊辰150年が話題です。その直後、硯(すずり)を彫る黒い石に、新たな産業の期待がかかります。舞台は、東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市雄勝町です。学制により、学童用の石盤(せきばん)が大量に必要となったからでした。そんな文具利用に続き、今度は、洋風建築をつくる屋根材「天然スレート」として、注目が集まるのです。
こうして、全国の庁舎・銀行など、明治・大正・昭和の洋風建築に葺かれることになりました。そう、東京駅の屋根も天然スレートです。平成の大修理のため、宮城で保管していたら大津波で散逸し、一つ一つ集めた物語は有名です。
さて、産地ゆえに地元に広がり、民家の屋根や壁に葺かれている独特な景観が、再び注目され始めました。石巻雄勝、本吉入谷、登米地方、陸前高田矢作のほか一円に広がる陸前地方は「スレートの国」ともいえます。これを活かした景観保全と、地域の生業・くらしを立て直し、復興に貢献する。30年後も1千棟は残ることをめざす新たな取り組みに、あなたも参加してみませんか?

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